糖尿病にならない食事
糖尿病というと「尿に糖が出る病気」と思われがちですが、これは糖尿病のひとつの症状にすぎません。重要なのは、血液中の糖分(血糖)が異常に
高い状態(高血糖)が続くこと・・・・。 高血糖を放っておくと、目や腎臓の障
害、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなります。
高血糖は、膵臓から出るインスリンというホルモンの働きが低下して起こります。インスリンの働きは血糖を利用するのに不可欠。このため、インスリンの 働き以上に食べすぎると、血中の糖分が利用されずに残り、尿に混じって出ていきます。
膵臓から出されるインスリンの働きに見合った量の食事をしていれば、糖分 は十分利用され、高血糖を防ぐことができるのです。
1日3食、同じくらいに分けて適量を!
糖尿病の食事療法は、特別な食事でも、単に量が少ない食事でもありません。家族と同じ食事を、食べ方と量に注意してとってください。具体的なポイントは、次のようなものです。
Point1 1日3食、適量を!
食事は1日3食、同じくらいの量に分けて、適量をとることが大切。まとめ食いや大食いは、1度にたくさんのインスリンが必要になり、膵臓に負担をかけます。
Point2 副食(魚・肉・卵・豆腐など)は1食1皿
ご飯の量には気をつけても、意外におかずを食べすぎている人が多いので
す。魚・肉・卵・豆腐などの副食は、1食1皿にして、種類を毎食変えてくださ
い。
Point3 野菜は毎食とります

野菜は、生なら両手に1杯程度。火を通したものなら、片手に1杯程度、毎食ごとにとります。野菜に含まれる食物繊維は、食後、血糖が急激に上がるのを抑えてくれます。
Point4 主食は適量に
ご飯だけが、血糖を上げるわけではありません。主食を減らしすぎると、おかずを食べすぎたり、間食が増えるのでご注意を! 主食は適量をきちんととるのが、おすすめです。
Point5 油を使った料理は、1日2品まで
油は非常に高カロリー。油料理の数を抑えると、カロリーのとりすぎ防止 に効果的です。「油を使った料理は1日2品まで」と覚えてください。
Point6 牛乳・果物は、決められた量を
牛乳や果物は、一見軽そうでも、カロリーは決して低くありません。決められ た量を守って、とりすぎを防ぎたいもの。とり方は、3食に分けても、間食にし てもかまいません。

Point7 嗜好品は、ルールを決めて
アルコールや菓子に、つい手を出し、食事療法を乱してしまう人が少なくあり ません。嗜好品は毎日とらず、とる場合のルールを決めておきます。「菓子は月2回」「ビールは350ml 1缶まで」など。
外食で食事療法を守るのは、なかなかたいへん。
コツを身につけると同時に、手作り弁当を持参するなど、できるだけ外食を減らす工夫も大切です。
1. 多い分は食べ残す勇気を!
ざるそばなどは確かに低カロリーですが、栄養が偏りがち。 多種類の食品を使ったメニューを選び、多い分は食べ残すのが、かしこいやり方です。
2. 注文を工夫
「半ライスにして」「ドレッシングなしで」など、注文の際、カロリーを下げる工夫をします。
3. まとめ食いは禁物!
「きょうは外食」とばかりに、ほかの食事を減らして、まとめ食いをしないようご注意を !
4. お店の常連に
食事療法を守りやすいお店をさがしておき、何を食べるか決めておくと、失敗がありません。
気楽に、気長にやってみましょう。無理しないのが一番です。